愛の叙事詩 パルダイヤン物語

ヘロヘロになりながら書き終えた修士論文を横目に
ここのところ好きな読書の時間がとれるようになりました。

私の大学時代の師、鈴木悌男先生が翻訳された
『愛の叙事詩 パルダイヤン物語』に読みふけっています。

物語の舞台はフランス・パリ。
主に現在のルーブル美術館周辺です。
16世紀の歴史と重なりながら、3つの恋愛ストーリーが展開されてゆきます。

作者は20世紀初頭に活躍したミシェル・ゼヴァコという人です。
恥ずかしながら私は知らなかったのですが・・・・。
なんでも、あのサルトルが子ども時代に夢中になった、という“騎士任侠小説家”なのだそうです。

厚さ5センチ弱、ソフトカバーで、装丁がなかなかミステリアス。
実在の歴史上の人物も登場するので、読み進めながら
フランス史も勉強できて。

今日のように春めいたお天気の日、
カフェでお茶を飲みながら読むのにピッタリな一冊です。