フェニーチェ歌劇場

先日のヴェニスの旅で、フェニーチェ歌劇場のこけら落とし公演「椿姫」を観ました。
私が初めてオペラを観たのは
ニューヨーク・メトロポリタンの「ラ・ボエーム」そして「フィガロの結婚」でした。
退屈で眠ってしまうのだろう、と思っていたのですが
ハンパじゃないそのエンターテイメント性に圧倒!!
もうすっかり夢中に。

で、今回のフェニーチェ。
ウルトラ古典なステージを想像していたのに
スタイリッシュで果てしなく現代に近い時代設定、
斬新な演出にすっかり前のめりで魅入ってしまいました。
特に主演のパトリツィア・チョーフィの美しさと演技力。
女優もまっつぁおのまばゆさは、
きっと日本でも人気がブレイクすること間違いなしと大確信です。

このフェニーチェ、来年5月に来日です。
極めて上質の舞台。
チャンスがある方は是非、お見逃しのないように!!


フェニーチェの舞台衣装を制作している
アトリエにお邪魔しました。
映画「エリザベス」などの時代物はたいがいここが
担当しているそうです。


ヴェニスはその昔、手工業が発達。
なのでテキスタイルも豊富にあるようです。
プリーツはここが発祥なのだとか。


数年前の椿姫の衣装をお借りしました。
お隣はアトリエのご主人。


壁には衣装合わせのスナップが。
当時の風俗を忠実に再現しようと
工房のみなさんは不眠不休で活動されていました。